「眞雪先輩、何処へ行くんです?」



眞佳と分かれて、とりあえず生徒会と合流。
見回り組は見回り、それ以外はゲームに参加しないといけないけど、僕と時雨は空き部屋に移動してソファに座ってた。

けど、頃合を見計らって邪気を払いに行こうと立ち上がった僕を訝しげに見ながら声をかけてくる時雨。




『野暮用。』


「空き部屋でサボるんじゃなかったんですか?
見回りはまだですよね?」


『‥‥時雨もくる?』



時雨もいつか嵐燕に入るだろう。
神凪を継ぐにしても、討伐部隊に入るにしても。

なら、適度に仕事になれていてもらえるとこちらとしてもありがたいし。




「どこに?」


『嵐燕のお仕事。』


「え!?
行ってもいいんですか?」


『隊長許可はないけど、大丈夫だと思うよ。』


「‥‥それ、大丈夫なんですか?」


『多分ね。
で、来る?やめとく?』