「僕は何かない限り長期休暇だとしても基本的には学外には出れませんから特例です。」


「それって、眞雪とおn「はーい。そこまで。」‥‥眞雪、わざとか。」




雪乃先輩の言葉を遮ったのは眞雪先輩。



「それ以上の発言は認めないよ?」


「‥‥‥‥わかったよ。」



威圧感たっぷりの眞雪先輩に、不服そうにしながらも頷く雪乃先輩。

それを見てオロオロしてる俺らとは別にクスクスと笑っている坂井。



「何笑ってんのさ。」


「蓬莱先輩は相変わらずだと思って」



不機嫌な雪乃先輩にニコニコしてる坂井。
なんか、異様な光景だな。



「それより、新歓まで僅かなのに手を止めていていいんですか?」



その言葉に雪乃先輩も俺たちも手を動かす。
眞雪先輩は既に終わったらしく坂井のところへ行って談笑し始めた。

仕事におわれて、先輩たちの話を聞いてる余裕なんてなかった。

ただ、二人はものすごく仲が良さ気な雰囲気ということは分かったが‥‥‥‥

仕事をしてる身としてはとてつもなく、苛立つのであった。