その言葉に鳥たちは眞佳が差し出した手に集まる。
瞬きをしたそのあとには、一枚の長方形の紙。

式神たちの仕事は終わりだということだ。
まだ猫たちは帰ってきてないけど、まあじきに帰ってくるだろう。



「それじゃ、僕はこれで失礼します。」


『うん、本当にありがとうね。』



ふにゃっと笑って体育館を後にする眞佳。
きっと、部屋に帰って寝るのだろう。



『おやすみ、よい夢を。』



その後ろ姿に呟いた。