『そういえば、今日の一限目は特別授業だよね?』


「はい。
神力が使える者は体育館で、使えない者はランク別に旧校舎で合同授業です。」




新入生歓迎会が遅い蓬莱学園は合同授業という形で交流を図る。

ただ、神力が使える者はそれなりに学ばないと、それこそ邪神と契約してしまうから特別授業に託けて神力を学ぶんだ。




『じゃあ、時雨と桜は同じだね。』


「「はい、よろしくお願いします。」」




エレベーターが来て乗った。

けどそのエレベーターは、目的の階ではない上に僕らが乗った次の階、12階でエレベーターが止まった。

開いた先にいたのは‥‥‥‥





「生徒会の皆様?
おはようございます。」






ぺこりと頭を下げたのは眞佳。
眠そうな目は、昨日あの後も何かを調べていたせいだろう。

無理しないといいんだけど。





「ご一緒しても構いませんか?」