「ふっふっふっ。
これが僕の実力なのだよー」


『調子に乗らない!』


「えへへっ」




ずいぶん楽しそうでよかったよ。





「僕は眞雪の頭もどうなってるか知りたいよ。」


「俺ら、一回も勝ったことないからな‥‥」


「まあ、眞雪もマナも天才肌だからなぁ。」




ムッとしたように出てくる悠に、しみじみ呟く優。

そして、気にした感じは一切ない雪乃。

ちなみに、第3学年の順位は1位が僕で2位が雪乃。
3位が同率で悠と優。

まあ、いつもこんな感じ。




「眞佳先輩はトップに君臨するために生まれてきたような人ですもんね」


「いやぁ、はじめは俺避けられてたらしいけど、いつの間にか扱かれてるんだよなぁ。」


「全く‥‥適わないよねー」





のんびりした3人組。

桜と涙と瑠羽音。
涙は情報部隊、瑠羽音は隠密部隊に配属されている。

これは、僕と眞佳で相談して決めたこと。

涙と瑠羽音はタナトスとの戦いの時、後片付けに奔走していた。

それはもう、こき使われてたよね。