ハルちゃんが隠密部隊に入ってくれたあとハルちゃんを連れて桜くんを誘いに行った。

生徒会室には全員が揃っていて、突然の決定に雪兄が反論してきたりそれに対してちょっとした兄弟喧嘩が起こったりしたけど桜くんも快く隠密部隊に入ることを決めてくれた。

ハルちゃんと桜くんを望さんのとこに連れていって後は望さんに一任。

そして、あっという間に2ヶ月がすぎリファイア大会の日がやってきた。

その間、進展は全くなし。

唯一の収穫は予想外にハルちゃんと桜くんが隠密部隊に向いていたということ。

‥‥‥‥くらいかな?



「眞佳、おはよう」


『おはよう、雪兄。』



エレベーターでたまたま一緒になった雪兄。



「何か分かった?」


『まだ。』


「そっか。
早く落ち着くといいんだけど‥‥」


『ねぇ、まだ怒ってるの?』



僕らはこの間のちょっとした兄弟喧嘩から、めっきり会話が減った。

僕が忙しくて会わなかったっていうのもあるけど、それにしては少なすぎた。

理由は僕とカナちゃんで2人の配属先を決めたことだって分かってる。

でも、滅多に喧嘩しない上に僕も雪兄も頑固だからどちらも折れない。

だから、2ヶ月過ぎた今もギクシャクしてる。
子どもだってわかってるんだけどね‥‥