『優、警備の配置図まわってきたよー』


「さんきゅ。」



嵐燕隊長が考えるリファイア大会の警備の配置。

今回は例年と違い雪乃と今井くん以外の生徒会と眞佳くん、僕と優と雪乃、隼人の弟と今井くんがそれぞれ固まった。

しかも、嵐燕でトップをはるであろう先生もそれぞれのブロックに入っている。

警備の配置は大変だっただろうに、配置図を見ると穴のない警備。

眞佳くんの頭はどうなってるのか不思議だよ。




「悠、お前一回戦で先生と当たるの?」


『そうなのー!
七海先生なんだけどー』




SSやSSSをまとめられるだけの実力の先生に勝てるわけない。

けど、負けず嫌いの僕だから諦めるのなんて嫌だしさぁ。



「望さん、やる気満々だったからしんどいかもねー」


『「眞佳くん!?」』