『眞佳ー、起きろー』


「次は体育だよー。」



体を揺すっても起きる気配のない眞佳。
‥‥‥‥‥‥‥‥爆睡か。

っていっても、今日の体育ってリファイア大会のトーナメント発表だったよな?

これはサボらせるわけにはいかないだろう。
まあ、嵐燕隊長なら警備とかの関係で既に知ってるんだろうけど、やっぱり一緒に見たいじゃん?



「マナくん、疲れてるのかな?」


『最近、嵐燕で忙しそうだしなぁ。』


「隊長にもなると仕事量増えるんだろうな。」


「マナ、無理する傾向にあるからクラスにいる時くらいはゆっくりさせてやろうぜ。」



眞佳の寝顔を横目にAクラスで決めた。
こいつが無理する傾向にあるのは1年の時に全員経験済みだ。

熱出してぶっ倒れたり、去年の荒れてた卒業生が食堂で暴れてたとき喧嘩ふっかけに行ったり‥‥とりあえず無茶苦茶。



『ま、ゆっくりさせるのと甘やかすのは別物だろ?』


「そうだな」



‥‥‥‥ってことで。



『「「「「「「「体育だから起きろー!!!!!!!!」」」」」」」』


「‥‥ふぇ?」



叩き起しましたとさ