「‥‥だからx=2になります。‘キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン’‥‥はい、今日のはここまで。

次の授業に遅れないようにして下さいねー」



その言葉に終わったー。だの次は体育かー。だの、とりあえずクラスが騒がしくなる。

そんな中、爆睡してるAクラスの癒し要員、眞佳。

蓬莱の人間であろうが、本当はAで収まる器じゃなかろうが、嵐燕隊長であろうが俺らには関係ない。

この学校は1年から3年まで基本的にはクラス替えはない。
それはランクが上がったとしても、本人の希望が無いならクラス替えはされない。

よっぼどのことがあれば別だけど‥‥

だから、このクラスはなんだかんだ言って1年以上の付き合いだし眞佳が何者でも俺らは気にしない。

ってか、こいつがSSSで蓬莱家でしかも嵐燕隊長ってのが信じられないくらいだ。

ふわふわしすぎだろ。