『もしもし?』


「[亀よ?]」


『亀さんよ…って、何ふざけてるの。
わざわざ電話してきたの、何かあるんでしょ?』



ノった僕も僕だけど。
とりあえず珍しい電話だから何かあったはず。



「[いやぁね。
リファイア大会の警備の事なんだけどさ?]」


『ちょうどその話してたんだよ。
どうする?』


「[それがねー、どんなに頑張っても上手いことまわらないの。]」


『‥‥‥‥まじか。』


「[今僕の手元に個人戦のトーナメントだけ来てるんだけどね?

僕の目がおかしいのか、先生の頭がおかしいのか分からないけど、今年は学年別じゃなくて学年混合で組まれてるんだよ。]」


『それ、何か問題?』



眞佳‥‥というより、嵐燕隊長には警備のこともあってトーナメントは現段階で渡される。

つまり、教師はリファイア大会に関してはもう仕事はない。

サボリか。