「警備はどうします?」


「毎年嵐燕がしてたよな?」



桜と雪乃がつっこむ。



『その辺は眞佳がなんか考えてると思う‥‥多分。』


「多分でいいんですか‥?」


『眞佳、いま忙しいからなぁ‥‥』



実質的に眞佳が隊長格だっとはいえ、書面上の変更だったり部隊の運営。

そして、アレクトやこないだのマンティコアの事件についても調べてるから。

もちろん、僕も手伝ってるけどリファイア大会のトーナメント決め以外は準備から何まで生徒会の仕事だからこっちで忙しいし‥‥



「‥‥っていうか、俺たち後夜祭の日から嵐燕について何も聞かされてないんですけど‥‥。」



隼人が苦笑いで言う。



『あー、それはごめん。
今、嵐燕もバタバタしてるかr‥‥(プルルル…プルルル…)…電話?』



携帯を見ると表示は眞佳と出ていた。

眞佳?
どうしたんだろう。

メールも電話もあまり好きじゃないタイプで、何かと一方的に式神か精霊飛ばす眞佳が電話なんて…