『きっと2年分長く生きてるからかな。』


「‥‥それには説得力ないですよ」


『ふふっ、だとおもった。』



さてさて。
後夜祭が始まるまで後少し。

敵方はどう動くのか‥‥

僕は公にはSって事になってるけど、本来のランクはSSSである。

けど、僕のは眞佳のように持って生まれた天性ではなく眞佳に隠れて努力した結果。

全てを率いる力があるのは眞佳だ。

それでも、眞佳に出来ることが僕には出来ないように。

僕にできて眞佳に出来ないことはある。
結界術の正確さと身体強化がいい例だ。

僕は誰かを守る眞佳を守る。
僕を守ろうとしてくれている誰かを守る。

その為の力。




『もう、誰も傷つけさせねぇよ?』




これが、僕の覚悟。