願い☆‐2人目不妊‐

病院を出て真っ先に雅志に電話をした。

雅志は出血したことすら知らない…




トゥルル~♪




『もしも~し』



『あたしやけど……』



あたしのテンションは低い。


『おぅ~どうした?』




『あのね-さっき出血して、病院いったの…そしたら……』

あたしは泣いてしまった…


『おい!大丈夫か?』



『うぅぅ………流産…してもた…』




『はぁ?まじでいってるの?』




『うん…なんであたしなの…』




あたしは声をだして泣いてしまった。



『………わかったから…今、どこにいるの?』




『病院の駐車場…』


『ちゃんと帰れるか?迎えにいってやりたいけど…仕事ぬけれんし…こんなときにごめん…』




雅志はやさしい。


急にこんなこと聞かされて、自分もつらいはずなのに…



『大丈夫だよ。ちゃんと帰れるから…』



そう言って、あたしは電話をきった。