尊くんを見て、買いたいプレゼントを思いついた。

フロアガイドで目的のものがある場所を探して急いで向かった。

そして、目の前にあるケースを見て睨めっこ。


うーーん……どれが尊くんに似合うだろうか。

頭の中で顔を浮かべながら、どれがいいか探していると。


「何かお探しですか?」

ケースをかじりつくように見ていた
わたしに店員さんが声をかけてくれた。

「あっ、えっと、誕生日のプレゼントを探してて」

すると、この店員さんとってもいい人で。

「もしかして、彼氏さんにプレゼントですか?」

にこっと、微笑みながら聞いてくれた。

「っ!そ、そうです!」

なんか照れちゃうなぁ。
彼氏だって!

って、今はそんなことで照れてる場合じゃない!