返事のない日記【短編】






 《六月十二日 晴れ》



 適当に書いた原稿がまさかのオーケー。

 嘘だろ?と思ったが編集部側は、もう着々と準備してるらしく、久々に仕事ができた担当の山川はイキイキしてやがる。

 期待してますからねとか言ってきたよ。

 若いっていいねー。

 死にたくなる。

 つーかまだいんだけどあのクソガキ。

 もうシカトすることにした。

 さすがにこんな対応したら出ていくだろ。

 入ってくる家の選択ミス。

 自業自得だわ。