返事のない日記【短編】






 《七月二十日 晴れ》



 今更だがこの日記を書こうと思ったのは、気まぐれでもあるし、いつか遺書になると思ったから。

 どうして理由を書こうと思ったかというと、ガキに言われたから。


 天ぷら丼を作った。

 自信作だったが海老は食べれないらしい。

 もっと早く言えっつーの。