゛ほら、あの子よ゛



゛可哀想に。アルビノ何ですって゛






黄色人種のこの国では滅多に見られない白い肌





アルビノと呼ばれる私の人種は日光を浴び続けられない体の為、晴れの日でも日傘を差していた





その為周りからの目は様々






毎日学校へ行くにも人の目を沢山浴びる






教室の扉を開ければ、私の机の上に書かれている化け物の絵




筆箱から消しゴムを取り出して必死に消そうと擦るけど油性のペンで書かれているから全然消せない





其れでも私は必死に擦り続けた




いつか消えると信じて





周りにどんな目で見られても、私は化け物何かじゃない





司は言ってくれた、化け物じゃないって





いつか他の人にもそう思ってもらいたい





チャイムが鳴るまで私は必死に消しゴムで落書きを擦り続けた