「ねぇやばい。さらちゃんが俺のこと嫌いになったとしても、離れたいって言ったとしても、俺ぜったいさらちゃんのこと離せない気がする。」


「……。」


「さらちゃんの泣き顔見て、今すぐ家に持って帰ってさらちゃんに手錠と首輪して俺の部屋に閉じ込めておきたいって思ってる。」


「こんなときに何を言うんですか。」



やっぱり先輩は先輩だ。



「って文化祭!!最後なのにもうこんなに時間すぎちゃった。行きましょう。」


「えぇー。もうちょっとこうしてたい。」


「私は文化祭行きたい。」


「…仕方ないなぁ。さらちゃんからキスしてくれたら考えてあげる。」


「調子乗るな。」