小鳥の鳴くおと、

遠くで聞こえる車のおと、

すれ違う人の足おと、

自分の心臓のおと、


この世界は数え切れないほどのおとで溢れてる。


そんな、ありきたりな事実を私はいつから忘れていたのだろう。



いや、忘れてなんていなかったかもしれない。


心のどこかで都合の良いように忘れたふりをしてたかもしれない。