彼に声をかけて、適当に街を歩いた後に食事をした。 最終的に「また会いたい」と言ったのは彼の方。 簡単だった。 彼氏なんて、すごく簡単にできるものだ。 出会ったばかりの相手でも、帰り際にはキスをして別れるんだから。 その晩あたしは長めにお風呂に浸かった。 なんだか妙に疲れてる。 明日は凪が美術準備室の整理をするのを手伝おう。 邪魔くさい顔されたって、絶対手伝ってやるんだから。 お風呂から上がったあたしは早々と就寝した。