真弓はさすがに感心しているみたいだった。 「藍田先生まで手つけちゃったんだぁ。男はみんな葉月に弱いって訳?」 あたしは少し得意になって、んふふと笑った。 数学の授業は大嫌いだったけど、他の女の子達が藍田さんに熱い視線を送るのは良い気分だった。 ふふ、あれはあたしのなんだよ〜って。 藍田さんと付き合って一週間。 放課後は藍田さんを待って、車で帰るのがお決まりになっていた。 今日も同じように教室で時間を潰す。 この時間が結構退屈なんだよね。 あたしは思い立って、鞄を掴んで教室を出た。