「なんで……なんでそんなこと言うの⁉︎ 茅乃ちゃんは地味じゃないよ! 私より十分可愛いよ茅乃ちゃんは‼︎ 自覚してよ!」
泣いているのか怒っているのかよくわからない表情で叫ぶ末那にさらに驚いた。
地味じゃない、私は末那より可愛いんだ、と。
拳をぷるぷると震わせて睨む末那から視線をそらしたと同時に、周りから話し声が聞こえてきた。
「聞いた? 今のセリフ」
「聞いた聞いた。地味じゃないなんて。正直言って、今叫んだ子のほうが地味じゃない?」
「えっ、そう? 私は背向けてる子のほうがだいぶ地味に見えると思うけど」
「背向けてる子の顔が見えないからそう言えるの。今叫んでた子はこちらに体を向けてるから見えるけどね」
「ていうか、ファッションセンスも背向けてる子がイマイチって感じ。叫んでた子よりもちょっと地味なんだよねー」
ふたりの女の子らしい声を聞いて、勝手に胸が痛んだ。
“背向けてる子”は間違いなく私のことだろう。
やっぱり周りから見たら、私は末那よりも地味なんだ。
ちょっと期待したけど、地味だと言われることも予想していた。
しかし、いざ『センスがイマイチ』と言われると、心にグサッと突き刺さる。
泣いているのか怒っているのかよくわからない表情で叫ぶ末那にさらに驚いた。
地味じゃない、私は末那より可愛いんだ、と。
拳をぷるぷると震わせて睨む末那から視線をそらしたと同時に、周りから話し声が聞こえてきた。
「聞いた? 今のセリフ」
「聞いた聞いた。地味じゃないなんて。正直言って、今叫んだ子のほうが地味じゃない?」
「えっ、そう? 私は背向けてる子のほうがだいぶ地味に見えると思うけど」
「背向けてる子の顔が見えないからそう言えるの。今叫んでた子はこちらに体を向けてるから見えるけどね」
「ていうか、ファッションセンスも背向けてる子がイマイチって感じ。叫んでた子よりもちょっと地味なんだよねー」
ふたりの女の子らしい声を聞いて、勝手に胸が痛んだ。
“背向けてる子”は間違いなく私のことだろう。
やっぱり周りから見たら、私は末那よりも地味なんだ。
ちょっと期待したけど、地味だと言われることも予想していた。
しかし、いざ『センスがイマイチ』と言われると、心にグサッと突き刺さる。



