力を入れたときに無意識に表情を作っていたのか、末那が目を大きく見開いた。
「茅乃ちゃん、その顔怖いよ。本当に怖い……」
はっ!
末那は目を見開いているうえに、ブルブルと体を震わせながら青ざめている。
彼女のその姿を見た瞬間、私の意識は一気に末那のほうへと向く。
「ごめん、末那が私のうしろにいるなんて思ってなくて。末那に声をかけられるまでの間、周りからの視線がすごく痛かったんだ」
なんて説明がヘタなんだろう。
一番話す回数が多い親友を前にしても、自分の説明力が向上しないのが嫌になる。
やっぱり私はなんのとりえもない。
ため息を吐こうとしたが、末那が顔色を戻してなにか言いたそうな顔をしたので、思わずパスッと手で口をふさいだ。
「いや、こっちこそごめんね。私のせいでこうなったから。それに、茅乃ちゃんが周りの視線を集めてるのは、たぶん可愛いって思ってるからなんじゃないかな」
細かく手を振ってそう言う末那。
末那の言葉に気になる言葉が余計耳に響いた。
私が周りからの視線を集めるのは、私が可愛いと思っているから。
たしかに末那の口はそう動いていた。
私の耳に異常がないなら、末那はそう言ったはず。
「茅乃ちゃん、その顔怖いよ。本当に怖い……」
はっ!
末那は目を見開いているうえに、ブルブルと体を震わせながら青ざめている。
彼女のその姿を見た瞬間、私の意識は一気に末那のほうへと向く。
「ごめん、末那が私のうしろにいるなんて思ってなくて。末那に声をかけられるまでの間、周りからの視線がすごく痛かったんだ」
なんて説明がヘタなんだろう。
一番話す回数が多い親友を前にしても、自分の説明力が向上しないのが嫌になる。
やっぱり私はなんのとりえもない。
ため息を吐こうとしたが、末那が顔色を戻してなにか言いたそうな顔をしたので、思わずパスッと手で口をふさいだ。
「いや、こっちこそごめんね。私のせいでこうなったから。それに、茅乃ちゃんが周りの視線を集めてるのは、たぶん可愛いって思ってるからなんじゃないかな」
細かく手を振ってそう言う末那。
末那の言葉に気になる言葉が余計耳に響いた。
私が周りからの視線を集めるのは、私が可愛いと思っているから。
たしかに末那の口はそう動いていた。
私の耳に異常がないなら、末那はそう言ったはず。



