影と闇

「ごめんね」


「そんなに謝らないでよ。とにかくおめでとう」


「ありがとう」


ニコッと微笑んだあと、私とミカはドーナツ屋さんをあとにした。


雪が降っている外を歩く。


ドーナツ屋さんを出てから数分後、見覚えのあるふたりを見つけた。


「あれ? 蘭子と理子ちゃん?」


ふたりは私に気づくなり駆け寄ってきた。


「茅乃じゃん!」


「こんなところで会うなんて奇遇だね」


蘭子と理子ちゃんがふたりで仲よく歩いているとは思わなかった。


と、蘭子がミカに視線を向けた。


「ん? 茅乃の隣にいる子、友達?」