影と闇

いまだに認めたくないのだろうか。


それとも、自分の言葉を沖田くんに否定されて、ショックを受けているのか。


でもね、末那。


沖田くんの言うとおり、沖田くんが私を好きでいるのは事実だから、あきらめて。


心の中でそうつぶやいた、次の瞬間。


末那が床に落ちていたナイフを拾いあげ、自分の首に勢いよく突き刺した。


それと同時に、首から大量の血が噴きだし、壁や床に飛び散った。


末那が、血の海と化した床に倒れた。


まさか末那が自分の首をナイフで刺すとは思わなくて、唇を震わせた。


それは沖田くんも同じだったようで、私を抱きしめながら顔を青ざめていた。