そうやってすぐにポジティブに表情をきりかえてはげましの言葉をかけることができる蘭子はすごい。
私もイメチェンしたんだから、もっとポジティブにならないと。
ギュッと下唇を噛みしめて、涙で濡れた顔を隠すことなく蘭子と理子ちゃんに見せた。
「ありがとう、蘭子に理子ちゃん。ふたりのおかげでもっと自信が持てそうな気がする! これからは明るい考えだけ持つようにするよ」
下唇を噛んだのはほんの一瞬で、感謝の気持ちを伝えるときには明るい笑顔を作った。
今の笑顔は作り笑いではなく、無理もしていない笑顔だ。
と、突然、蘭子が私の肩を叩きながらささやいた。
「茅乃、明るい考えだけ持つのはさすがに無理かもしれないけど、見た目が変わったならそういう目標を持ってもいいよ。頑張れ、私は茅乃の味方だからね」
「私も応援するよ。サポートできないときもあるけど、できるだけ茅乃を支えるよ!」
蘭子に続いて、理子ちゃんも心強い言葉をかけてくれた。
ふたりとも……。
やっぱり持つべきものは友達だね。
「ありがとう!」
満面の笑みを浮かべたと同時に、6限の終わりを知らせるチャイムが鳴った。
私もイメチェンしたんだから、もっとポジティブにならないと。
ギュッと下唇を噛みしめて、涙で濡れた顔を隠すことなく蘭子と理子ちゃんに見せた。
「ありがとう、蘭子に理子ちゃん。ふたりのおかげでもっと自信が持てそうな気がする! これからは明るい考えだけ持つようにするよ」
下唇を噛んだのはほんの一瞬で、感謝の気持ちを伝えるときには明るい笑顔を作った。
今の笑顔は作り笑いではなく、無理もしていない笑顔だ。
と、突然、蘭子が私の肩を叩きながらささやいた。
「茅乃、明るい考えだけ持つのはさすがに無理かもしれないけど、見た目が変わったならそういう目標を持ってもいいよ。頑張れ、私は茅乃の味方だからね」
「私も応援するよ。サポートできないときもあるけど、できるだけ茅乃を支えるよ!」
蘭子に続いて、理子ちゃんも心強い言葉をかけてくれた。
ふたりとも……。
やっぱり持つべきものは友達だね。
「ありがとう!」
満面の笑みを浮かべたと同時に、6限の終わりを知らせるチャイムが鳴った。



