太陽を眺める時間


キーンコーン——————


HR10分前の予冷がなり響くころ
教室はさらに騒がしく賑やかになっていた


すると一つの輪の中の女子が小さく声を出した

「庄野くん来たよ!!」

女子はチラチラと教室の扉を見始めて


‶かっこいい~…”
‶これが毎日っていいわぁ~”
‶他の子に自慢しよ!”


など歓喜の声が密かに上がっていた


すると一人の勇敢な子がもじもじしながら


「ぉ、おはよ!庄野くん!今年もよろしくね!」


「ん?あぁ、よろしく」


素っ気なく返された返事にも舞い上がり女子の中に戻っていく


「あ、あたし林っていうのよろしく!」

「今年もまたよろしくね!!」など次々に声が聞こえ始めた


返事をしようとする直後、後ろから声がかかる


「おぉ~~光喜!!同じクラスとかやったな!」


元気な声と笑顔でこちらに向かってくる少しおちゃらけた雰囲気の男がかけよってきた



「あぁー。お前いんのか。うるさくなるな今年は。」


「ひっでーなー!仲良くやろうぜ~庄野君♡」


軽くあしらい、黒板の方へ向かう光喜に腕を回し悪戯な笑顔を浮かべる



「暑苦しい。名簿見に行くんだから離せ。」


回されていた腕からするりと抜け、黒板へ向かっていった


「朝っぱらから鬱陶しいねぇ~元希は。」


すると元希の隣から小さい栗色のショートヘアの女の子がやれやれと手を振っていた


「んだよちびごりら。お前も1組かよ~。」


「能天気ごりらの元希に言われたかないわ。」


「誰が能天気だぁ?!やんのかアホ麻里!」


「ごりらは否定しないわけね、じゃあ騒音ごりらに変えてあげる。」


痴話喧嘩が始まるとさっきまでいた女子たちはいそいそと他の場所にうつりまた話を弾ませていた