太陽を眺める時間





2-1…2-1…




半月ほど前まで2-4だった教室に着くと

「あ、若葉さん~!今年もよろしくね~。」


「…ああ、本倉さん。こちらこそよろしく。」


突然大きな声で名前を呼ばれた


後ろを振り向くと元クラスメイトの姿がそこにあった


「もとぉ~~!今年は一緒だよぉ~~!!!」

「え!?美香まじ!!さいこ~~まじ嬉しい!」


騒ぎながら教室に入っていった背中を見た後

私も後に続いて中に入る


—―—今年も同じか


名簿を確認した後窓際の一番後ろの席に腰をおろす


一息つくとかすかに桜の匂いが鼻を掠めた


外では今年入学したのであろう生徒がガヤガヤと騒ぎ校内に入っていく



窓際の席から離れた場所ではさっきの元クラスメイトとその友達が静かに話をしていた


「本って1年の時若葉さんと同じクラスだったんだね…。」


「そう。だからクラスの男子もそりゃあ、ねぇ。」


「今年も同じクラスとかついてないね…しかも今年庄野くんいるんだよ!?」


「えぇ~だめ確でもそれはきついわぁ~…。でもそれってちょっと危なくない?女子に睨まれるよね若葉さん。」


「まぁあんな綺麗な罰的な?しかたないでしょー。」


「そうだね…。可哀想に若葉さん…。」




そう囁かれてるとは知らず、凜は外を見つめ音楽を耳にしていた