【短】君のこと、離してなんてあげない。



あたしが大人なら、もっと

オーナーのそばにいられたのに。



「お疲れ様です」


――時間だ。


タイムカードをきり、帰る支度を終えた。


「おつかれ。ありがとうね」

「え?」

「みんな嫌がるクリスマス出勤を快く受け入れてくれて」

「……とんでもないです」


冬休みに稼ぎたいのは大前提として。


オーナーと過ごせるだけで嬉しいという、よこしまな気持ちを持っているのは内緒だ。