ボフッ

ベッドに収まった私は、天井を見上げて小さく溜息を吐いた。




『……闇か。』

闇が、こんなにも苦しいものだとは知らなかった。

闇と光が、こんなにももどかしいなんて。



私は、闇。
人間を殺してきた殺人鬼。
人でなし。
悪魔。
満月の存在。



私は、リーダー。

自覚しないと。
周りの、翔の命が無くなる。









切り替えろ、私。