「お前は明るい所におるべきやと思うけどなぁ。」
『それは白羽の方でしょ。』
「そんなことないって。」
2人でこの会話をするのは何度目だろう。
何十…何百……もっとかもしれない。
でも、それは俺たちがそれだけ闇に染まりきれてないからなのか、染まりすぎてるからなのか。
『さて。来たよ。
お仕事しますかねー』
「了解ー」
視線の先には黒塗りの車。
今回は一番高いものを依頼された。
期限は4日、
一番高いものは情報と人の命を渡すこと。
情報は後まわしですが、人の命は今日しか取れないんです。
海外に出てしまうようですから、そうなると面倒くさいので。



