「これはこれは、黒羽様と白羽様。
ようこそ。」


『お前たちの狙いははなから俺らか。』


「流石、黒羽様。
ご存知でしたか。」


『今気が付いた。
まるで、ここに誘うような戦い方に疑問は感じていたけど…。

まさか、俺らを目的としているとは思いもよらなかったよ。』




弱い奴を使ってきたり、俺たち…舞蝶のことを教えてなかったり。

明らかに勝つつもりがなさげな戦い方。

疑問は感じていたけど、まさか俺らを目的としているとは思わなかった。





「貴方達の力が欲しい。
六花に勧誘しようかと思いましてね?」


『断る。』


「入るわけないやろ。」





相手の言葉に即答する俺と白羽。
こんな奴らと一緒なんて嫌だ。

俺たちが断ることは目に見えていたはず。

だとしたら、本当の目的はなんだ?

そんなことを思った瞬間、相手がとんでもないことを言い出した。





「信頼が厚いですねぇ。

まあ、白羽様に至っては、ご両親を殺した相手の直属ですから断るのは予測していましたし、黒羽様はそれをお隠しになっていましたので‥‥‥‥‥‥っと。

これは言ってはならぬことでしたか?」


「何のこと…親父達を殺したのが‥‥KING?
どういうことだよ…っ!」


『落ち着いて‥‥相手の思うつb「お前が隠してたのはこれかよっ!」待って!』