せっかく先輩に会えたのに、名残惜しいけど……。
「あっ。じゃあ私、そろそろ行きますね!
センパイも試合頑張ってくださいね」
ペコッと頭を下げて、先輩に背を向けた。
「あ、おい!
待てよ!」
だけど歩き出した瞬間、とつぜん後ろから腕を掴まれた。
……ドキンッ。
驚いて振り返る。
すると先輩は私が歩き出した方向と、反対の方向を指さしながら。
「……応援席、こっちなんだけど」
「え……。
~~~ッ//!」
その瞬間、顔から火が出そうなくらいにボッと熱くなった。
うわぁあ~恥ずかしい//
先輩の前でこんなドジしちゃうなんて……//

