リオくんとの距離は、ベランダから10センチ。




「あぁ。たぶん今日も活躍するから応援してやって」



「あ、はい…がんばりますね」



私が答えると、先輩はニッと笑った。



すごいなぁ、リオくん。



あの青山先輩に一目置かれてるなんて……。



幼なじみとして鼻が高いや。



思わず、ふふっと笑みがこぼれてしまった。



「……で、七羽は何を探してんだ?」



先輩が、さっきまで私が見ていた地図を指さしながら、問いかけてきた。



「あ、東側の応援席……です」



そういえば……。



青山先輩に会えたことですっかり忘れてたけど、私、応援席の場所を確認しに来てたんだった。



早く行かないと試合始まっちゃうよね?