リオくんとの距離は、ベランダから10センチ。




ドキドキしながら考えていると、スラッと背の高い先輩は、ちょっと強気な笑顔で私を見下ろして。



「ん、大会出るからに決まってんじゃん。

言ってなかったけ?俺、バスケ部なの」



わぁ、やっぱりそうなんだ……!



ってことは、青山先輩はリオくんの部活の先輩でもあるんだよね。



なんかすごい偶然だなぁ……。



「初めて聞きました。

実は私の友達も西條高校で、今日試合出るんです」



「まじ?じゃあ知ってるかもな。

誰?」



「東堂理央くんです」



「あ~!」



先輩はすぐにピンときたようで、少しテンションが上がったような口調で。



「東堂か~!

あいつ1年の中じゃ断トツで上手いよ」



「そうなんですか?」