それ以来、マリコは引きこもりだ。

今日も心配をする母親を尻目に自室に引きこもると、敷きっぱなしの布団の上に寝転がった。

そして、唯一大切にしている携帯を手に取る。

「寂しい...」

小さく呟いた。
けれど、誰も助けちゃくれない。

胸の奥から虚しさがムクムクと膨れ上がる。