帰宅して、私の部屋の窓から、凌ちゃんの部屋を見ると、カーテンから部屋の灯りがこぼれていて。


あの部屋に凌ちゃんがいるんだなって、もう恋しくなっていた。


いつも一緒に居られたら、幸せだろうな。


凌ちゃんに会うと、いつも、私の心が全部持っていかれちゃう。

独り占めしたくなる。


ああ、ダメだ。欲張りにならないようにしなきゃ。


そのとき、携帯電話にメールが届いた。


『来週も、今日と同じ時間でいい?』

凌ちゃんからだ!