HRが終わるとすぐにクラスメート達が一番後ろの綺乃の席へと駆け寄った。


「綺乃ちゃん!綺乃って呼んでいいかな?」

「どこから来たの?」

「あたし学校案内するよ!!」

「私も!」

女子たちだけではなく、男子も、

「妹が雑誌見てたよ1」

「すげー!本物じゃん!」

などと口々に褒めた。


綺乃はにこにこと笑いながらクラスメイト達と親睦を深めていた。