学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます






「…だから、これはこうなるわけ」


「ほぉほぉほぉ…」


放課後──────。



教室で早速、鈴香ちゃんの勉強会が始まった。


机に、鈴香ちゃんの持ってきたお菓子を広げて。


「あ、鈴香ちゃん、そこ線引いといたほうがいいよ。テストに出すって言ってた」



「おぉー!静音サンキュー!」


アドバイスしてあげると、鈴香ちゃんは元気な声で返事をして蛍光ペンを持った。



「うわぁ、柊も緒方も、本当教えるのうまいのな〜。俺もすげぇ勉強になる」


「っていうか、なんであんたまでいるの!」


鈴香ちゃんは、キャップが開いたままの蛍光ペンで隣に座る土田くんを指しながらそういう。


「俺もちょうどテスト勉強しようと思ってたからさ」


「違うな。お菓子目当てだろ!」


「いや、俺そんな食いしん坊じゃねーよ」


お菓子が入った紙袋を大事そうに抱えた鈴香ちゃんの顔は真剣で、可愛い。


「本来は私と静音のなんだからなっ!」


土田くんはハイハイ、と返事をすると、パリッとポテチを食べた。