学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます



「ふふーんっ!私がやってあげたんだよ〜!静音、顔ちっちゃいから絶対似合うって思って!」


やっぱり高城の仕業か。


きっとさっきの自由時間の間にやったんだろう。


正直…可愛すぎてやばい。


ただでさえ、いつもと違う萌え袖のジャージに萌えてるっていうのに、それにプラスポニーテールとか。


よくやった高城って気持ちと、何してんだよ高城って気持ちが入り混じってよくわからない。


俺だけならよかったのに。


今の静音のことを他の男が見てると思うとまたイラついてしまう。


「どうよ、柊!」


ドヤ顔で俺の名前を呼ぶ高城に余計ムカついた。


俺らしくないけど、それくらい静音1人のことに心が乱されているってことだ。


「ふーん。いいんじゃない。それより早く行こ。お昼時間なくなっちゃう」


「はー?何その反応〜。面白くな」


ムスッとした高城を置いて歩き出そうとした瞬間、


っ!!


静音とバチッと目があったのに。


すぐに晒されてしまった。