「あ、タコさんウインナーもらっていい?」
片手にクリームパンを持った柊くんは、私の弁当箱に目を向けて首を傾げた。
「うん…」
私が小さく返事をすると、嬉しそうにタコさんウインナーをつまんで口に放り込んだ柊くん。
何やってもかっこいいなぁ。
顎を少し上に向けてウインナーを食べる彼の横から見るフェイスラインはすごく綺麗。
二重顎なんて知らないんだろうな。
「あ、一口食べる?タコさんのお礼」
っ?!
柊くんはそう言うと、袋から半分顔を出したクリームパンを私に見せた。
「ごめん。食べかけ、だけど」
「っ、、」
そんなこと言われちゃったら意識するに決まっているのに。
柊くん、きっとわざとそう言ってるんだろうな。



