学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます



「毎日がキラキラしてて、私がいいのかなって気持ちよりもどんどん楽しみたいって気持ちが大きくなって言って…」


どうしよう。

なかなか言えない。


悩んで、勘違いをして、一人で落ち込んで。


今、1番言いたいこと。



「…私ね、」


うまく、柊くんの顔が見られない。


だけど…。


バッと顔を上げて、月明かりに照らされた彼の目をまっすぐ見て。


「私っ!柊くんのことが好きです!友達として以上に…私は…っ、」



─────ギュッ



「柊…くん?」


普段よりも強く、柊くんが私を抱きしめて離さない。


「サプライズすぎだって…振られる前提でそれでもちゃんと告白しようって思ってたのにさ」


耳元に、大好きな彼の声がかかってくすぐったい。