「ただ、どんな理由かは知らないけど、柊のこと嫌いになったわけじゃないなら、ちゃんと会いに行きな」
「…っ、」
「嫌いになったの?」
鈴香ちゃんにそう言われて、俯きながらブンブンと首を振る。
「だったら…行きな」
「でも…」
「柊には嫉妬するし、私の静音だ!って気持ちも変わらないよ。だけど、静音はあいつのこと好きじゃん。だったらちゃんと伝えなよ。柊、待ってるよ」
「鈴香ちゃん…」
「ちゃんと、全部いいな。思ってること一度飲み込むの、静音のいいところだけど、悪いところでもあるよ。大事なことは、全部吐け!」
っ!!
鈴香ちゃんは、私の手を引っ張ると強く私の背中を押して、お店の扉の方へと向かわせた。
「あとで全部聞く!」
「っ、、鈴香ちゃん、」
もう、涙でぐちゃぐちゃだけど、もうどうにでもなれと思えるくらい、鈴香ちゃんの言葉は胸にグザグサ刺さっていった。
「いっ、行ってきます!」
私は、お店の扉を勢いよく開けて全力疾走で学校へと向かった。



