それから、鈴香ちゃんの待ってる体育館裏まで向かうと、
安定した元気で明るい声が私の名前を呼んでブンブンと手を振っていた。
おじいちゃんがなくなって、まだまだ悲しいはずなのに。
こうやって太陽のような笑顔を向けてくれるところ、本当に素敵だと感じる。
「衣装、バッチリだった?」
「えっ、うん!バッチリ!あれ着て踊ってる鈴香ちゃんを見るのが楽しみだよ」
「ふふーん。静音に見られてると思うと頑張れるわ〜。あ、そういえば、柊が静音に連絡入れたみたいよ?」
「…えっ、」
柊くんの名前が、鈴香ちゃんの口から出て思わず過剰に反応してしまう。
さっき、関わるなと言われたばかりで…。
どうしたらいいんだろうか。



