「緒方さんが、親友守るのと一緒で、私もアリサには幸せになって欲しいんだわ。だから邪魔しないでくれる?」
「そんな…」
「それとも無理?やっぱり友達よりも男とるのかな?いいよ〜?だったらその証拠にちゃんとこの衣装、ぐちゃぐちゃにしてね」
「出来ないっ、そんなことできないよ」
たった一人の、初めてできた友達なんだ。
鈴香ちゃんの笑顔が浮かんで、わっと涙が溢れてくる。
「泣かなくていいじゃん。私たちは別に、緒方さんのこと嫌いって言ってわけじゃないんだから」
違う。
違う。
小野さんたちに嫌われることが怖くて泣いているんじゃない。
また、あの笑顔を見られなくなると思うと怖くて、涙が止まらないんだ。
鈴香ちゃんからたくさんもらったのに。
裏切るなんてするわけない。



