学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます








「悠ちゃん、最近ずっと心配かけてごめんなさい」


「っ、どうしたの。いきなり」


その日、夕飯を食べてる最中に、正面に座る幼なじみに謝る。



学校に行きたくないって新学期の時に言った時も、柊くんや鈴香ちゃんのことも。


悠ちゃんは私のことを思って心配してくれて、そばで支えてくれていた。



「悩んでたこと、ちゃんと解決できたよ」


「そっか…」


「悠ちゃんが見たっていうアレも…」


私がそう言いかけて、悠ちゃんの目が変わった。


またなんかあったのかと構えてるみたいだ。



それでも、私はお箸を置いて、ゆっくり丁寧に説明した。



鈴香ちゃんのおじいちゃんの話。


柊くんがすごく優しい人だって話。