「おはよう!」
「あ、おはよう…」
突然私に話しかけてくるなんてどうしたんだろう。
唯一関わりがあるとすれば、グループの後ろにいる小野さんと球技大会で同じチームになったくらいだ。
「ねぇねぇ!見たよ?私たち、花火大会で緒方さんたちのこと!」
っ?!
「へっ、」
見たって…。
一体なんのこと?
もしかして…。
私の頭では、あの時の映像が鮮明に再生される。
み、見られてた?!
「ほんっと仲良いよね、緒方さんと柊くんって」
「えっ、」
「えって…一緒に歩いてたよね?花火終わったあと」
「あっ、あああ、うん…」
柊くんと一緒にいるところを見られていたなんて、何を言われるか相当危険なのに、
あの瞬間を見られたわけじゃなくて良かった、なんてホッとしてる自分がいる。



