「お、おはようございますっ、柊くん」
「ハハッ、なんで敬語?」
「っ、」
朝からキラキラしすぎて眩しい笑顔を見せられて、声が出ない。
やっぱり、制服着てる柊くんも大好きだな…。
「柊くんおはよー!」
「お前、おせぇよ!」
「おはよ柊!!」
柊くんの周りにはたちまち人が集まって行く。
そうだった。
夏休みで感覚がおかしくなっていた。
もともと、柊くんは人気者でみんなのものだ。
彼と一緒にいる時間が増えて、麻痺しちゃっていたよ。
私はそーっと柊くんを囲む輪の中から抜け出して、自分の席へと向かった。
「緒方さんっ!」
っ?!
突然後ろから名前を呼ばれて、恐る恐る振り返ると、そこにはクラスで一番の女子グループの子たちが立っていた。



