「ごめんごめん。でも、あの2人はそういうのではないと思うよ。だとしたら俺が許さないし」


「へ?」


最後の部分がよく聞こえなくて聞き返す。


「ううん。とにかく、柊と高城は付き合ってない。断言できる」



土田くん、すごい自信を持っていうけど…。


「え、でも、でもね、私の幼なじみが、見たって言ってたの。鈴香ちゃんと柊くんが…その…抱き合って…」


「ん?それマジ?」


「マジです」


その瞬間、土田くんの顔が変わって、んーと考え始めた。


やっぱりあの2人、私と土田くんにまで内緒で?


「……うん。ありえない」


「え、」


「どんなに考えてもありえない。おかしい。それ、緒方の幼なじみの見間違いだと思うよ」


土田くんはそう言って、コーラを一口飲む。