学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます






「うわー!ここがいつも静音が寝てるというベッドか!」


お風呂から出て、私のパジャマを借りて着てる鈴香ちゃんは、なぜか目をキラキラさせながら私の部屋を眺める。


本当、反応がいちいちオーバーで面白い。


「ん〜!フッカフカ!」


床に敷いた来客用の布団にダイブした鈴香ちゃんは、嬉しそうに頬を布団にスリスリする。


もちろん、私だって友達を部屋に泊まるなんてはじめてのことだけど、鈴香ちゃんもお泊り初めてなのかな?



「こういうの、憧れてたからまじ嬉しい!」


まるで私の心の声が聞こえた見たいに、こちらに目を向けてそういう鈴香ちゃん。


「そうなんだ…私も初めてだよ。お友達泊めたの」


そういうと「じゃあ私も静音も今日がお泊りデビューだ」と言ってまた嬉しそうに豪快に笑った。